
義母が転院する日。
旦那が一人で指定の時間に迎えに行きました。
受付で支払いをしてから病棟へ。
義母は入院セットを利用していました。
荷物などほぼ無いと思っていた旦那は大き目のエコバック一つを持って迎えに行きました。
それなのに病棟の台車がいっぱいになるほどの大荷物がありました!
何で?
そしてその大荷物を
いつ誰が持ってきたのか分からないと言う義母。
あなたが分からなければ他の人はもっと分かりません。
Contents
大荷物をいつ誰が持ってきたのかは不明
驚きながらもとりあえず荷物を積んで義母を連れて転院先へと向かった旦那。
車で移動中に義母に聞きました。
こうなるともう話にならないのでその後聞かなかったようです。
覚えていないのに聞いても仕方ないと。
転院先でも入院セットを利用することが出来ました。
もちろん申し込みました。
なので必要なものは特にありません。
リハビリ用の靴さえあれば大丈夫です。
誰が持ってきたか分からない大荷物は義母宅へ持ち帰りました。
大荷物の中身はほぼ不用品!でも持ち主へ返しましょ
袋の中でまともな物は義母の妹のものだった
義母宅へ着いてから中身を見てみた旦那。
中身はどうみても不用品です。
- ボロボロの服
- 服を切ったようなウエス
- 古い下着
- ボロボロのシューズ
など。
入院している人に届けるような物は一つも入っていませんでした。
旦那からすれば、どう見てもゴミにしか見えない物ばかりの袋は不快感しかありません。
でも一応、届けてくれた人のもとへ返す必要があります。
何かを届けてくれるような人で思いつくのは二人。
義母の妹と義母の友人夫婦。
大荷物の中にまともな物が数点ありました。
トレーナーです。
これは義母の妹かもしれないと思い転院した事を報告しながら、義母の妹のところへ大荷物を持って行ってみました。
入院中の姉に何か届けてくれたりしてないか聞いてみると
と言われたとのことで、自分のジャージとトレーナーを持って行ってくれたそうです。
そもそも50歳になる娘の指定ジャージなんかとってあるはずがありません。
病院から持ち帰った袋を覗き込んだ義母の妹が
「これは私が持って行ったもの!」
手に取ったのはトレーナーでした。
でも袖口が切られた状態でした。

入院中貸すつもりで届けた義母の妹のトレーナーは義母によって無残な姿になっていました。
ちびっこな義母が自分に合わせて切ったのでしょう。
旦那と義母の妹は顔を見合わせましたが、トレーナーを切ったのは自分の姉。
やりそうだと思ったのか
「いいよ」とだけ言って受け取ってくれたそうです。
ゴミにしか見えないものを届けたのは義母の友人夫婦
まともなものは義母の妹のものでした。
あとは思いつく人は義母の友人夫婦しかありません。
類は友を呼ぶとはよく言ったものです。
義母と仲良しのこの夫婦はまさに類友。
自分が言いたいことばかり言って人の話は聞きません。
もちろん場の空気も読みません。
面会制限中にも関わらず病院の外来フロアに行き義母と長話をしていた夫婦です。

絶対にこの夫婦だと確信した旦那はその大荷物は届けませんでした。
理由は3つ。
- どうみてもゴミにしか見えないので急いで届ける必要が無い
- その夫婦が嫌いなので届けに行きたくない
- 届けた時、ありがたいと思ってないのに「ありがとうございました」と言いたくない
多分3が一番の理由です。
大人げない対応ですが、大荷物は義母が退院してから自分で届けてもらうことにしました。
まとめ

認知症の義母。
いつ? 誰が? 何を?
なんて覚えていられるはずがありません。
今回はたまたま特定できたので良かったのですが、特定できない場合はどうすればいいのか?と思います。
他人との付き合いがほぼ無い義母だからこそ特定できたのですが、交友関係が広かった人が認知症になったらそう簡単には特定できないでしょう。
今回の事で
よその家へ何かを届ける場合にはメッセージを残すことが必要だと感じました。
高齢でなくても、自分以外の家族への届け物だった場合、名前を聞いても忘れてしまう場合があるものです。
特に高齢世帯の場合には特にメッセージを残すことを心掛けたいと思います。
〇月〇日〇時 ○○子 お菓子を届けに来ました。
こんな風にメッセージがあれば本人も家族もあとになっても分かりますよね。
最低でも名前が書かれていれば親切だと思います。
認知症の人の対応はまだまだ分からないことだらけです。
日々勉強です。