
孫は目に入れても痛くないほど可愛いとよく言います。
同居しているじいちゃんばあちゃんは、常日頃一緒にいるので孫の性格や対応を何となく理解しているでしょう。
それに対して、別居のじいちゃん・ばあちゃんは時々しか会わない孫のことは同居している祖父母よりはあまり良く分かっていないでしょう。
だからこそ、時々会うときぐらいは
良いばあちゃん・良いじいちゃん
でいられるし
かわいい孫
でいられます。
普通は、時々しか会わない状態のままずっと仲良しでいられるものです。
それが、突然一緒に住んだことで上手くいかなくなることがあります。
付かず離れず!
距離感はとても大事です。
Contents
入院中の娘に変わって主婦業をする事になった義母
同居して初めて知る義母の家事スキル

義妹は長く入退院を繰り返していました。
最初に入院した時は子供が小学校3年生でした。
義妹は自分の息子が鍵っこになることをとても気にしていました。
罪悪感をもっていたようです。「自分が病気になったせいで可哀そう」と。
旦那さんが仕事の帰宅時間が遅いこともあって、自分の入院中、義母に自分の家に来てもらうようお願いしました。
義母は家事が苦手です。
もちろん義妹はそれを分かっていました。
義妹は留守番をしてもらうことだけを目的に義母に来てもらおうと思っていて、他の家事をしてもらうことは期待していませんでした。
義母は、料理はもちろん、掃除も洗濯も最低限レベル。
バリバリ働いていたこともあって、出来合いのものが食卓に並ぶことが多かったそうです。でも、それは別に悪いことだとは思いません。
各家庭それぞれのやり方があるんですから。
問題だったのはそんな家庭で育った義妹は、母親を反面教師にしていて食事や家のことをとても丁寧におこなっていたということでした。
食材も無農薬を使うなど、私から見てもこだわりが強いと思うところもありました。
そんな義妹たちの暮らしの中に飛び込んだ悠々自適な暮らしを楽しんでいた義母。
一緒に暮らしてすぐにお互いの不満がぶつかることとなりました。
エックスドメイン
お互いの不満が爆発
お互いの不満はこうです。
- 料理が全然口に合わない
そりゃそうです。しばらく料理なんて作って食べてないんだから。 - 洗濯は洗濯機を使わずに手洗い
これは不思議なんですが、自宅にいる時も洗濯機があるのに手洗いしてるんです。
それに、洗濯機の使用方法を何度も教えても覚える気が無い。 - 掃除機をかけない
これはもう習慣が無いと言うことです。 - 孫の帰宅時間に家にいないことがある
出かけたい気持ち・出かけたらあちこち行きたいという気持ちが勝ってしまう。
他にもいろいろありますが、④以外は家事に対する不満。
孫も義息子も、まさかこんなにも家事が出来ないと思ってなかったようです。
もちろん娘は家事に不満が出ることは予想していました。
だから、子供や旦那から聞こえてくる家事への不満はなだめていました。
だけど、唯一の希望だった
子供の帰宅時間に家に居ること
が守られないことに対してはとても不満をもっていました。
対する義母だって言いたいことはありました。
- 孫が言うことを聞かない
義母は自分の子供たちが小さいとき絶対服従させていたようです。
なので、旦那や義妹は反論しても無駄だとほぼ反論しないで育てられたようです。
孫も同じだと思っていたようですが、孫は尊宅無しでおかしいことは思ったことや異論があるとそのまま言い返します。
それが、「育て方が悪い!」と怒る原因の一つでした。 - 孫が料理を食べない
孫は正直です。美味しくないものは食べません。苦手な料理をせっかく作ったのに美味しくないと食べないでカップ麺を食べられたら・・・確かに頭にくるかも。 - 好きなように出かけられない
自分が好きなように好きな時間に出かけられないことが一番のストレスだったかも知れません。
娘の方は家に居るものと思って電話をしても、いつかけても不在。義妹毎日毎日どこへ行ってるの?!義母別にどこへ行っても良いでしょ!
義妹の病気はストレスが病状を左右する病気でした。
なのに、義母は電話で入院中の義妹へ不満をぶつけるようになりました。
義妹も困り果てていました。
義理息子とも喧嘩するようになる

初めのうちは、義妹の旦那もお願いして来てもらっている側という立場を考えて我慢していた。だも、義母の息子への対応を見て、義母に反論するようになりました。
どう考えても孫の方は悪くないのに孫を毎日怒る義母。
父として息子をかばいたいという思いが強かったと思います。
そのうちに義母は喧嘩のたびに家に帰る!と言い出すようになりました。
そして、ついに苛立ちに任せて自分の家へ帰ってしまいました。
そして言った一言が
みんな呆れました。
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そして義妹の旦那は息子と相談し
母親の入院中、二人で頑張ろう!と決めました。
- 義妹の旦那さんの家事の負担が軽減されないこと
- 孫・義妹旦那のストレスが半端ないこと
- 孫が義母の力を借りることを希望していないこと
- 入院中の母親も子供や旦那のストレスを理解したこと
他にも細々色々ありましたが、どれも納得できる理由ばかりでした。
その後、何度かの義妹の入院中は、義母に家に来てもらうことはなくなりました。

義母に助けを求めずに済む方法は無かったのか?
今回の一件で親子関係・孫と祖母関係・義息子と義母関係は一気に不穏な状態となってしまいました。
義息子は息子を理不尽に怒る義母に怒りを覚え関係がぎくしゃくした
娘は母親の家事のスキルの無さと、自分勝手な性格を再認識する
結果的に、プラスになることがあまりありませんでした。
あとから思えば、義母にお願いせず一時的に鍵っこになった方が良かったのかも知れません。
やれたかも?という理由
- 学校は家から5分もかからない場所にあったので、義妹が鍵っこが可哀そうというこだわりを持たなければ、どうにか頑張れたかも知れません。
- 食事は今ならお弁当などを配達してもらうことも可能です。
- 掃除・洗濯はこんな状況なのだから、これを機会に子供に教えて手伝ってもらうということも出来たかもしれません。
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でもやってみて初めて分かることもあるので仕方ありません。
今回の事が無ければ、孫や義妹の夫は義母の身勝手さと家事の出来なさを実感することも嫌いになることも無く、平穏な関係を続けていけたと思います。
義母との関係は悪くならなかっただろうと思います。

環境が変わることは誰でもストレスだらけ
夫が亡くなってからしばらく一人暮らしている義母。
生活のリズムは義母なりに決まっていました。
毎日の日課はお出かけ。
いつも旦那はブツブツ言っていましたが、私は別に好きなようにすれば良いと思っていました。
出かけることは良いこともあります。
- 必ず歩かなければならないので足腰には良い
- 特に趣味も無く家事が苦手な義母は家に居るより出かけた方が気分転換になる
出かけたついでに食べたい総菜を買ってきて食べる。
これが義母の生活スタイル。
悠々自適に暮らしてきて義母が、自宅から離れた娘が不在の家で孫と義息子と暮らすことは、相当なストレスだったのだと思います。
もし自分がその立場になったら・・・と考えると、かなりストレスです。
そして、同様に孫や義息子のストレスも計り知れません。
お互いのストレスを無くすためには大変だけれど二人で頑張ることが一番の策だったかも知れません。
まとめ
思いがけず急遽環境が変わることは誰にもあることです。
今回のように、母が娘の家でしばらく同居することはよくあることの一つです。
血がつながった親子でも自分の家をもって別に暮らしていれば、それぞれの生活スタイルが築かれています。
年老いた親の方が、新しい環境で暮らすのは特に大変だと思います。
お互いが譲歩できるところは譲歩し、気を遣って暮らさなければ上手くいかないと実感しました。
義母は悠々自適という言葉がぴったりな人。
人に気を使って暮らすことは出来ません。
それが出来ない人と分かっていたら、人に頼らずに乗り越える策を考えた方が良いかも!?と考えるきっかけとなりました。
他人やお金を払って解決できるならばそれも対応策の一つとして考えるべきだと思いました。
義母と別居している我が家で何か起こったら・・・。
今回の教訓をもとに義母をうちに呼ぶことは無いでしょう。
お互いのために。